19年比22・4%減の232万600人 7月の訪日客、前月に続き200万人超え
23/08/18
日本政府観光局(JNTO、蒲生篤実理事長)は8月16日、7月の訪日外国人旅行者がコロナ前の2019年比で22・4%減の232万600人だったと発表した。前月6月に続き200万人超えで、前月から約12%増。着実に各国からの訪日旅行再開が進んでいる。
中国を除く総数では同3・4%増とコロナ前を上回る勢い。韓国をはじめ東アジア地域からの訪日客数増が続き、欧米豪や中東も好調で、なかでも米国やカナダが19年同月比を超え、数字を押し上げた。また、国際線定期便の運行便数がコロナ前の約6割まで回復したことも後押しになった。
1―7月までの累計は19年比33・6%減の1303万2900人。
7月の出国日本人数は19年比で46・3%減の89万1600人だった。夏を迎え、ようやくやや回復が進んできた。

観光大国へ歩み
(写真はイメージ)
インバウンド の新着記事
- 5月の過去最高を更新 5月の訪日客、21・5%増の369万3300人(25/06/23)
- 高付加価値旅行の消費額、旅行者数ともに世界を大きく上回る JNTOが23年の市場規模調査(25/06/16)
- 桜シーズンで好調、単月過去最高を更新 4月の訪日客、28・5%増の390万8900人(25/05/29)
- 日本が仏「トラベルドール」初受賞 イノベーションやSDGsなど高評価(25/05/05)
- 「困ったことはなかった」5割超も「ごみ箱が少ない」 観光庁が訪日外国人旅行者の受入環境調査(25/04/25)