東京都、秋川渓谷で行う「チェアリング&川釣り体験ワークショップ」の参加者募集(10月8日開催)
東京都はこのほど、秋川渓谷で車いす牽引装置やアウトドア用車いすを用いたチェアリング&川釣り運営を体験できるモニターツアーの参加者を募集している。開催日は10月8日で、対象は運営体験として都内の旅行業者、体験型観光提供事業者、観光協会など約20人、チェアリング&川釣り体験を行う車いすユーザー等の障害者が約3人。障害者等向けの自然体験型観光プログラムの運営ノウハウを提供する。
モニターツアーは、東京都が障害者や高齢者などが東京の自然を安心して楽しめる観光を推進する誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業の一環として開催するもの。ツアーでは、ワークショップやチェアリングと川釣り体験などを行う。
ワークショップでは、富士見高原リゾートの藤田然課長が「長野県ユニバーサルフィールド等の取り組み」「車いすけん引装置やアウトドア用車いすの使い方」などを伝える。藤田課長は、ユニバーサルフィールドをテーマにユニバーサルツーリズムを推進する長野県で指導者としても活躍。家族旅行、教育旅行における野外活動プログラム提供の一環として障害者や高齢者に対応したサービスを富士見高原リゾートで展開している。
チェアリング&川釣り運営体験では、車いすけん引装置「JINRIKI」やアウトドア用車いす「Hippo campe」を用いて、障害者は川遊び(チェアリングと川釣り)を行う。旅行会社や体験型観光提供事業者、環境協会などは、専門家の適切な指導のもと、牽引により河原と浅瀬を車いすで移動するなど、チェアリングのための移乗などを通じて運営体験ができる。
このほか、誰もが楽しめる自然体験型観光コンテンツ造成に向けた意見交換会が行われる。
会場は東京都あきる野市の秋川橋河川公園で、参加費は無料。申し込みや詳細は、東京都産業労働局のホームページ(https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/tourism/kakusyu/nature/monitor-tour/)から。

アウトドア用車いす「Hippo campe」
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