2023年の訪日客が2500万人を突破、旅行消費額も初めて5兆円を超える
24/01/18
日本政府観光局は1月17日、2023年1-12月の訪日外国人旅行者が2500万人を突破し、2506万6100人だったと発表した。
2022年の383万人からは5・5倍の大幅増で、これまで最も訪日旅行者が多かった2019年の3188万人との比較でも、8割まで回復した。
国・地域別では韓国が約700万人で最も多く、台湾が420万人、中国が240万人、香港が210万人、米国が200万人で続いた。韓国と米国は2019年と比べても2割前後の伸びを記録した。
また、観光庁は同日、2023年の訪日外国人旅行消費額が5兆2923億円となり、2019年を9・9%上回り過去最高を更新したと発表した。5兆円を突破するのは初めて。
国・地域別では台湾7786億円が最も多く、中国、韓国が僅差で続き、米国、香港の順だった。これら上位5カ国で全体の旅行消費額の6割超を占めた。
一方、1人あたりの旅行消費額は21万2000円で、こちらも2019年の15万8500円を33・8%増と大幅に上回り過去最高となった。コロナ後の久しぶりの海外旅行で滞在日数が伸びたことなどが大幅増の要因となった。
国・地域別の消費額はスペインとオーストラリアが34万円台で1位、2位となり、イタリアが33万円台で続いた。
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