観光を基幹産業に 全旅連青年部、福島で総会開く(2) 「コロナ禍からの観光復興をけん引」
「Keep Trying」 目標実現へ5つの方針
今期、星青年部長が掲げた活動スローガンは「観光を日本の基幹産業に Keep Trying」。目標実現への5つの方針として、基幹産業として日本経済を牽引する政策提言▽自立した組織体制の強化▽流通販路における多様性の拡充とマッチングの提案▽雇用維持をはじめとする宿泊4団体、他業種との連携強化と事業展開▽IT戦略時代に適した広報活動―を掲げた。
星部長は部長として最初のあいさつで「コロナ禍でインバウンドは皆無となりました。非常に厳しい状況ですが、観光をリーディング産業に押し上げ、日本経済をけん引したいとの思いで部長に立候補しました。福島県出身で震災を経験しました。そのとき全国の青年部員が駆けつけ支援いただいたことに恩返しがしたい思いもあります。コロナからの観光の復興をしっかりけん引したい」と抱負を述べた。
全旅連青年部は47都道府県青年部と北海道、東北など広域のブロック会で構成し、本部への出向者が所属する委員会が中心になり担当を決め活動していく。今期は星部長が掲げた5つの方針に沿って総務、財務、政策、広報・IT戦略、労務、流通インバウンド対策、宿の未来開発の8委員会で事業を進める。総会時の出向者は133人。途中出向者も募っていく。
政策委員会の渡邉利生委員長は「希望の年になるはずだった2020年はコロナで奪われました。再び感染者増える困難な状況に立ち向かい、輝かしい未来を取り戻したい。青年部の歴代で最も47都道府県部長に近い政策委員会を目指します」と決意を述べた。
(トラベルニュースat 21年5月10日号)
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