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北の国から“再会と再開” 全旅連青年部・部長、次期部長対談(3) 宿フェスまで活動最大化

宿フェスまで活動最大化 星部長

―コロナ禍のなか青年部だからこそできたこと、また、力が及ばなかったことはありますか。

 宿の日を復活させました。8月10日を語呂から宿の日にしようというのは1992年に福島県の青年部が提案したものです。宿の日復活の一環として、花火で人々を元気にしようと全国50カ所以上で花火をあげました。文化庁の補助制度を使わせていただき、全国煙火協会に協力をいただきました。福島で地域の人たちと一緒に花火を見上げながら、花火は一瞬だけど、それが人々を元気にし長く記憶にとどまることを実感しました。

及ばなかったことは、事業全般に言えると思います。残念ながら、コロナ禍で直近まで顔を合わせ活動する環境がありませんでした。私は今期の青年部事業はこれから本格的に始まるんだという思いです。12月には、世界の宿泊業界、事業者と違法民泊への対応などを協議するGlobal ReformBnBを京都で開催します。私たちが誘致した大会です。2月には初開催の「宿フェス」を開催します。全国大会、Global ReformBnBを経て、宿フェスまで青年部活動を最大化させていきます。全員でそこを目指していきます。

政策問題にチャレンジ 塚島次期部長

塚島 政策問題にチャレンジした1年半でした。コロナ禍を乗り越えるための金融や政策的な支援をどのように求めていくか、政治や行政機関にいかに声を届けるかを勉強しました。青年部のイニシアティブで宿泊4団体や、旅行業界も含めた観光6団体の代表として政府に対して要望したり、政府与党への陳情活動もできました。

全旅連青年部

観光関連団体を代表して
青年部が主導し行った陳情活動

こうした取り組みが「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化」事業につながったと思います。宿泊業界を主な対象に1千億円規模の補助事業ができたのは、逆に言えば宿泊産業への期待の大きさも表していると思います。

―宿フェスをついてもう少し詳しく教えてください。

 国内旅行を最大化しようというイベントです。全国津々浦々の若旦那・若女将が、現地の魅力を直接旅行者に発信します。コロナ禍もあって若い人が旅行をしなくなっていたり、バーチャルで旅を体験できる機会も増えています。そうしたなか若い世代に、リアルな旅体験が人生を豊かにするということを言語化、映像化し価値を伝えたい。宿フェスは同時開催の旅館甲子園と併せて、一般公開で開催します。世界一周旅行や47都道府県の宿泊施設に泊まれるといったプレゼント企画も用意します。多くの人に来場してもらえるようPRにも力を入れたいと考えています。

(トラベルニュースat 2022年10月25日号)

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