受入施設“生の声”を収集 奈旅協、伊勢志摩へ研修会実施
株式会社奈良県旅行業協会(中島昭人会長=サンキュー観光)は3月8―9日の2日間、三重県の伊勢志摩方面へ研修会を行った。15人が参加した。
研修会は「現地研修を通して受入施設の声を聞き、諸課題等について意見交換を行う」ことを目的に実施。一行は最初に津市香良洲歴史資料館を見学した。同館は三重海軍航空隊(海軍飛行予科練習生教育隊)に所属していた隊員の遺影や遺書、遺品などを展示した「戦争と平和」をテーマとした資料館。ロシアによるウクライナ侵攻の中で、急きょ研修コースに組み入れた。
![津市香良洲歴史資料館](https://www.travelnews.co.jp/img/220331report2.jpg)
津市香良洲歴史資料館で
昼食は磨洞温泉・涼風荘。天然洞窟を利用した洞窟座敷は、年中18―23度をキープする天然のエコ空調で「SDGsにふさわしい施設」として好評だった。神宮美術館・徴古館・農業館を見て回り、宿泊先の鳥羽・安楽島温泉の湯元海女乃島荘で宿泊した。
2日目は伊勢志摩中央市場「ザ・市場」へ立ち寄り、多気VISON(ヴィソン)へ。2021年3月に三重県・多気町にオープンした日本最大級の商業リゾート施設で、東京ドーム約24個分ある敷地には飲食など70以上の店が軒を連ねる。宿泊施設も備える。伊勢自動車道と紀勢自動車道の分岐をつなぐ勢和多気ジャンクションを降りたところにある。
最後に訪れたのは、名阪上野忍者ドライブイン。3月31日で55年の歴史に幕を閉じるとあって、参加者は感慨にふけっていた。
![名阪上野忍者ドライブイン](https://www.travelnews.co.jp/img/220331report1.jpg)
3月末で閉鎖の名阪上野
忍者ドライブインで
- 観光、移動の視点で考える二次交通 近畿運輸局がシンポジウム(24/07/05)
- ガストロノミープロジェクト集大成 徳島県三好市、食による滞在観光地づくり磨く(24/05/16)
- クルーズdeツナグ・プロジェクト 全国クルーズ活性化会議、北陸復興応援企画がスタート(24/04/30)
- 農泊訪日旅行の可能性 農水省がセミナーを開催、外国人が地方の価値を発見(2)(24/03/15)
- 農泊訪日旅行の可能性 農水省がセミナーを開催、外国人が地方の価値を発見(1)(24/03/15)
- 中高生のアイデアで地域活性 全国高校生地方鉄道交流会、大阪・岬町で11校参加し開催(22/12/14)
- 旅行会社の辛口意見を誘客に生かす-熊本・苓北町 無料に価値はない/見せる工夫を(22/12/02)