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観光業界の「構造改革」にシフト

観光庁の令和4年度一般予算の概算要求が発表されました。

Go Toキャンペーンはいつ再開するのかという業界の声とは少し違う思惑を感じます。そもそも、業界側にもかなり企業間温度差が生まれています。果たしてGo Toキャンペーンは再開するでしょうか。

概算要求項目の大枠は(1)観光産業の再生と新たな旅のスタイルの普及・定着(2)国内外の旅行者を惹きつける滞在コンテンツの造成(3)受入環境整備やインバウンドの段階的復活の3つ。予算が新規に加わったり増額された内容を見ると「再生」「新しい」「滞在」というキーワードに気づきます。

これまでインバウンドに傾斜していた予算から「業界の構造改革」の推進へという思いが感じ取れます。特に注目しているのは、前年比7倍もの予算規模となった「宿泊業を核とした観光産業の付加価値向上支援」と、新たに予算化された「持続可能な観光推進モデル事業」。これらの背景にはアフターコロナには客層が変わるので、それに対応した価値や考え方に修正したほうがよいという考え方があると思います。

例えば、これまで旅館の価値だったのは客人をもてなすための「食べきれない宴席料理」。昭和の時代まではこれでよかったかもしれません。しかし、どれだけのお客様がフードロスやご自身のウェルビーイングを気にしているでしょうか。もちろん、日々来る客層がガテン系の大食い客や、他人の前で見栄を張る発想の古い男たちなら仕方ありません。

食べきれる体に優しい料理が価値という時代になっていることに気づき…

(井門隆夫=高崎経済大学地域政策学部観光政策学科教授)

(トラベルニュースat 2021年10月25日号)

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