連泊滞在強みに古都へ進出 東急ステイ京都両替町通
ホテル進出ラッシュの京都に、また一つ“初進出”が増えた。京都市中京区に2017年11月27日に開業した「東急ステイ京都両替町通」である。
「東急ステイ」は、東急不動産ホールディングスグループの東急ステイ(東京都)と、運営を担当する東急ステイサービス(同)が展開するホテルブランド。ウイークリーマンションとシティホテルとの中間に位置する滞在型ホテルとし、1泊―1週間程度の利用を視野にビジネスマンや観光客、研修など多様な需要に対応する。1993年に第1号店を東京・蒲田に開業以来、東京都を中心に出店。今回が初の京都市への進出となる。
東急ステイ京都両替町通のコンセプトは「inherit〜昔のものを今に息づかせる」。明治時代に建築された織物の卸問屋だった町家を曳家し梁や柱、庭の石灯籠や手水鉢などの設えをホテルに生かす形で建設。地上9階地下1階建ての宿泊棟と曳家した京町家を活用したレストラン棟がある。客室数は113室、レストランは「京都ことこと烏丸御池店」がテナントとして入居し、おばんざい料理を中心に京都の食材を用いた料理を提供する。宿泊客の朝食も担う。82席…
(井村日登美=ホテルジャーナリスト)
(トラベルニュースat 2018年1月1日号)
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