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コンラッド大阪 大阪名物と名所を視覚化

大阪市内は大阪駅前の「うめきた地区」を中心に、再開発ラッシュである。新たに出店したホテルも多く賑わいを創出している。それに伴い、インバウンドの入込も急増しており、日本政府観光局によれば、1―6月までの総数は約2151万人、消費額は4・8兆円だとか。この調子で行くと年間4千万人は確実であろう。となれば6千万人も夢ではない。

再開発が進み、街が整備されてくるにつれ新たな"名所"や"名物"が生まれる。大阪の中心地であるフェスティバルシティを構成するフェスティバルタワー・ウエストの地上33―40階に入居する世界的なホテルチェーン、ヒルトン(米国)のラグジュアリ―ブランド「コンラッド大阪」(164室)もその一つ。

そもそも世界的なラグジュアリーホテルというだけで"名所"といってもいいのではないか。名所の定義を見ると「有名なところ、訪れる価値のあるところ」とある。あの高層階からのロケーション、世界最高峰のハードとソフトのサービスによる非日常な空間と時間は一度体感すると忘れえない体験となろう。

その"名所"であるホテル40階の「アトモス・ダイニング」では、7月25日より8月31日までの金土日祝限定で「桃」をテーマにしたスイーツブッフェを開催している。色鮮やかなスイーツがそろい、イタリアン料理を主体にしたセイボリー(軽食)、自分好みのスイーツを作れる人気のスイーツDIYコーナーも用意している。

とりわけDIYコーナーは、フランス語で「猫の舌」と言われている薄焼きクッキー「ラングドシャ」で作ったコーンとワッフルカップに、好みのアイスクリームやトッピングを自由に組み合わせて、オリジナルスイーツを楽しめる。

メニューはスイーツ約18種類、セイボリー約10種類を用意し、コーヒー・紅茶付。料金は大人7500円、子ども3750円。外資系ホテルのスイーツブッフェは華やかであり、見せ方がうまい。食べ物は目で食べるというが、五感を堪能できるブッフェだ。

ホテルがあるビルの地下1階、商業ゾーン「フェスティバルプラザ」に6月16日に開店したのが、有名ラーメン店「ストライク軒」。大阪・天神橋に本店を置き、食べログ百名店に6年連続受賞という実績を持つ。店名通り、野球にちなみ、メニューには中華そばの王道・醤油ラーメンが「ストレート」、味噌ラーメンを「カーブ」という名称で分け、それぞれネギ入りを「ネギストレート」、「ねぎカーブ」としている。

ラーメンはスープと麺が勝負。スープは豚肉や豚骨を贅沢に使用し、醤油ダレ、または味噌ダレと混ざることで飽きこない味を創造。これにそれぞれ専用の特注麺を用意し、毎日食べても飽きないストライクを狙った味わいを生み出した…

(井村日登美=ホテルジャーナリスト)

(トラベルニュースat 2025年7月25日号)

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