笑顔で唯一無二セールス　三重県伊勢市／浜千代館・濱千代美治さん

渋温泉湯本旅館の湯本様よりバトンをいただきました〜。三重県伊勢は二見浦の、ジャズが流れる海辺のお宿浜千代館女将、そして時々？ドキドキ？ジャズシンガー濱千代美治（はまちよ・みはる）です。

伊勢神宮が領するエリア、神領地。その神領地でも、広重の「冨士三十六景　伊勢二見か浦」にも描かれている名勝夫婦岩（めおといわ）が鎮座いたします聖なる渚“二見浦”の海辺で、明治22年より小さな田舎宿を営んでおります浜千代館です。普通、１００年以上続いている家業を凄いね！と言ってくれますが、恐れ多くもこの地域では、永遠に「新参者」です。

そんな浜千代館に嫁いで、はや31年目になりました。もともと愛知県江南市で生まれ育ち、名古屋から20分ほどで、通っていた学校も名古屋でしたので、活動していたのは主に名古屋でした。バブル時代の華やかな時期を過ごし嫁いだ先が周りにコンビニもなく（今はありますが）、友だちが遊びに来てくれた夜に「美治、大丈夫？あたり真っ暗だよ」と、賑やかで明るいまちが好きだった私を心配してくれたことが昨日のことのようです。

そんな私が、このまちに興味を持ち、寂れているからこそ「まちおこし」という“遊び”を覚え、一人でも多くの方に足を運んでいただきたいという思いからイベントを立ち上げ、自らもジャズシンガーとなり、今ではラジオ番組のパーソナリティーとしても地域、そして、我が家を盛り上げるために営業活動をしております…

（ＪＫＫ＝全旅連女性経営者の会リレーコラム）

（トラベルニュースat 2020年4月25日号）