“ない”づくしで時代に対応 三重県鳥羽市/吉田屋和光・吉田絹江さん
三重県鳥羽市、吉田屋 和光の吉田絹江と申します。
JKKでは、会務系副会長2期目を務めております。JKKには、かれこれ10年くらいになるでしょうか…会員数も増え、たくさんの仲間ができました。同業者の集まりは、参考になることがたくさんあり、良いご縁をいただくこともあり、この会に入って良かったと思っております。
私の地元三重県は縦に長く、日本の真ん中あたりの海に面した地域で、名前の通り伊勢エビが有名で、アワビや牡蠣などの海の幸も豊かで、高級な松阪牛もあり、食にはたいへん恵まれた地域です。
私の旅館は、鳥羽で初めてエレベーター付き旅館として63年前に建てられました。古き良き時代を経て10年ほど前に、鳥羽では初めて泊食分離を実行した旅館です。厨房を廃止し、仲居もなし、布団敷き係もなし、何もかもカットしました。食の豊富な地域で、食をなくすことが逆行していると周りには思われたかもしれませんが、時代を見据えた主人である社長の決断に、後悔したことは一度もありません…
(JKK=全旅連女性経営者の会コラム&レポート)
(トラベルニュースat 2025年6月25日号)
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