楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

ユニバーサルツーリズムの必要性

国内の人口に占める高齢者の割合は、2019年9月総務省発表で、65歳以上の人口(推計)は3588万人、総人口の28・8%を占めていると発表されています。そこに障害者手帳などをお持ちの方を含めるとユニバーサルツーリズムの主な対象者数は総人口の3割以上となり、家族や友人などと一緒に旅に出かけることを考えるとマーケットはさらに広がります。高齢者・障害者の受入環境を整備していくことは顧客確保において取り組む意義は大きいと考えられます。

では、何をどのように整備していくのか? となりますが、私たちの生活する社会には主に4つの社会的障壁(バリア)があるとされています。事物、制度、慣行、観念とされるものです。

道路や建物、駅などにおいて生じる段差などのバリアはイメージしやすいですが、制度、慣行、観念といった目に見えにくいバリアも多くあります。

特に、音声情報や文字情報の提供が不可欠とされる方への情報提供がされていないことで生じるバリア(慣行)や、障害者に対する差別や偏見、理解不足により生じるバリア(観念)を取り除いていくことがユニバーサルツーリズムを推進していくための必要性となります…

(喜山光子=公益財団法人日本ケアフィット共育機構)

(トラベルニュースat 2019年12月10日号)

続きをご覧になりたい方は本紙をご購読ください
この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ