気仙沼版DMO-自力で顧客管理、地力アップへ
先日、気仙沼版DMO(気仙沼観光推進機構)の第8回幹事会(今年度第3回)に参加してきました。前回も説明しましたが、この幹事会は会社でいう取締役会にあたるもので気仙沼市の地域経営の司令塔です。市内の公的5組織(気仙沼市役所、気仙沼観光コンベンション協会、気仙沼商工会議所、本吉商工会、気仙沼地域戦略)のトップとアドバイザーが経営ボードメンバーとして集まり、市全体の戦略策定と共通目標設定、進捗管理を行っています。
今回の協議事項のメーンテーマは気仙沼版DMOの今期目標でしたが、最初に気仙沼クルーカード(ポイントカード)会員の過去データを中心に気仙沼市の地域内消費に関する把握可能な年間データのすべてが説明されました。
データの詳細な数値をここで書くことはできませんが、例えば「気仙沼市にいつ人が訪れるか?」については「年間宿泊者数の推移」や「年間観光施設来館者数の推移」という基本的なものだけでなく、「年間気仙沼関連イベント」ではイベント別の集客力、「年間地域内消費額の推移」は消費額が多い顧客・市場や季節による消費行動、業態ジャンル別の数値が報告されました…
(山田桂一郎=まちづくり観光研究所主席研究員)
(トラベルニュースat 2018年8月25日号)
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