日本観光振興協会 妙高市で3年ぶりに観光教育出前授業
22/12/26
日本観光振興協会は12月9日、新潟県妙高市で観光教育出前授業を行い、市内の小学5、6年生約40人が参加した。出前授業は初等教育の段階から旅の意義や楽しさ、地域にある観光の魅力に理解を深めてもらおうと2019年に開始した取り組みで、コロナ禍を経て3年ぶり3地域目の開催となった。
東京成徳大学の寺本潔特任教授が、同協会が2018年度に作成した小中学生向けの副教材「はじめて学ぶ観光副読本 観光でまちを元気に、日本・ふるさと再発見」を基に授業をしたほか、児童がグループに分かれ地域の魅力や宝について話しあった。
授業で使った観光読本は、児童・生徒だけでなく教員も意識して作られている。冒頭では国連の観光に対する基本理念である「観光は平和へのパスポート」を紹介し、異文化間の相互理解の促進や平和の構築、維持に観光を学ぶことの重要性を指摘している。
授業の後、地元小学校の先生や妙高市観光商工課、教育委員会、新潟県観光協会など関係者による意見交換会では、「親や保護者が子供たちに地域の良さを見せて、教えてあげる機会も必要」「妙高市の学校教育の重点事項要素を、観光教育によって育むことができると感じた」「校内の教員にも紹介し少しでもこのような時間を取り入れていきたい」などの声が聞かれた。
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