送客こそ復興支援
西日本豪雨で被災された方々、風評被害で観光客が激減している観光地や温泉地に心からお見舞い申しあげたい。また1日でも早い復興をお祈りし、本紙でもできることがあれば積極的に取り組み、復興支援のお役に立ちたいと思う。
今回の豪雨被害や現状については今号第2部の初面でお伝えしている。内容が若干重複するところもあるが、本欄で改めて強調したいのは被災地の復興支援に、旅行会社が奮起してほしいということだ。
「お客様が中四国方面に行きたいと言わない」「もし何か事故に巻きこまれたら?」などなど、送客できない理由はいくらでも作れる。
そうではなく今、旅行会社としてできる一番の支援とは、送れない理由を並べるのではなく、どうすれば中四国へ安全に送客できるかを考え、実際に1人でもお客を送ることではないだろうか。
2007年にあった能登半島地震の際、インターネット経由の予約はすべてキャンセルされ、どうしたものかと頭を抱えていた旅館に「お客を送るから、頑張ってほしい」と真っ先に電話をかけたのが中小旅行会社だった。その支援に、どれだけ励まされ助けられたことか、と聞いたことを思い出す。
今また、リアルな旅行会社の心意気をみたい。
(トラベルニュースat 18年7月25日号)
- ちょっといい言葉(22/07/25)
- 全国旅行支援に備えて(22/07/11)
- 多忙になる前に点検を(22/06/27)
- 兆しを本物にしよう(22/06/10)
- 万全の態勢で迎えよう(22/05/25)
- 旅行業法による行政処分(22/05/12)
- 焚火で焼くサツマイモ(22/04/25)