楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

由布院のお2人

22/04/10

先日、懇意にしている旅館の専務と大分県由布院温泉に行ってきた。まちづくりをけん引してきた亀の井別荘の中谷健太郎さんと玉の湯の溝口薫平さんにお会いするためだ。

専務は自ら取り組んでいる宿づくりや地域づくりにブレがないのか、定期的に話を伺いに行っているのだという。それに便乗させてもらい、これまでとこれからの由布院をどう捉えているかお聞きした。

観光客が押し寄せて軽井沢や嵐山のようになり、静かな佇まいがなくなってしまいましたねと聞くと、お2人とも「人が訪れることに歯止めはできない。受け入れる方の捉え方」との見解。メーン通りに外国人が溢れているのなら国際通りと名付けたらいいし、静けさを求めるのなら亀の井別荘や玉の湯、金鱗湖周辺に来ればいい、と達観する。

由布院ではこれからの百年を考え今、観光地づくりの初期から現在までの活動を文字化し、現在を生きる人たちと情報の共有化を図っている。地域づくりには記録が最も大事と言い続けてきたお2人の思いからだ。そして未来に向けて訴えているのは、まちに木を植えること。「落ち葉を掃かないといけないし、育てる世話もしなければならないでしょう」。まちの人たちが関わる機会を作り、樹齢を重ねるような長い射程で由布院を捉えていることに感服。

(トラベルニュースat 22年4月10日号)

この記事をシェアする
購読申し込み
旅館ホテルの事業再生
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
観光新時代の先駆け岐阜県下呂

“観光新時代”が加速することを予見していたのか−。そう思わせるほどに、岐阜県下呂温泉の観...

反転攻勢へ和歌山県観光ダイヤモンドイヤー

コロナ禍からの反転攻勢―。日本全国各地が地域経済復活へ掲げる旗頭だが、和歌山県には千載一...

安心あったか山陰個性彩りの旅

冬が近づきいよいよ山陰沖で松葉ガニ漁が解禁。今期はウィズコロナの観光再開ともぶつかり山陰...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。20年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ