自然災害後の回復策準備を JATAが観光庁に提言(2) 世界的スポーツイベント生かす
ラグビーワールドカップ、早急に施策を
このほかでは、日本で開催される世界的スポーツイベントの機会を活用した国際プロモーションの必要性や、訪日旅行者の地方誘客を図るための人材育成や受け入れ態勢の整備について提言している。
特に、今年9月から開催される「ラグビーワールドカップ2019日本大会」期間中の具体的な施策を早急に検討し、実施することを求めた。具体的には、ラグビーの試合間隔が1週間から10日間にも及ぶことに着目し、各国から来日するメディア関係者に、各地での取材機会を提供することや、試合会場での日本観光プロモーション、情報提供を促している。
受け入れ態勢の強化では、訪日客の消費額の向上につながるスキーについて、特に中国人スキーヤーへの対応で、初級者レベル向けのスキーインストラクター養成や、新たな在留資格の枠組みを検討すべきとしている。
カジノやエンターテインメントの側面に注目が集まるIR(統合型リゾート)については、MICE誘致を中心に据えた設計に期待を示した。
(トラベルニュースat 19年4月10日号)
(前の記事)自然災害後の回復策準備を JATAが観光庁に提言(1) 風評被害軽減や観光による復興貢献
1面記事 の新着記事
- 飛鳥Ⅲが就航 郵船クルーズ、クルーズ需要拡大に期待(25/07/29)
- 万博機に西へ 西のゴールデンルートアライアンス(25/07/28)
- ANTA近藤新体制が始動 二階氏は名誉会長に就く(25/07/14)
- “原点”を深掘りする機会 第20回国内観光活性化フォーラム開催控える中島地元実行委員長に聞く(25/06/25)
- 持続可能な地域づくりに責任 全旅連・井上会長2期目への決意(25/06/11)
- AIで旅をデザイン 令和トラベル・森川AI推進リーダーに聞く(25/05/28)
- カルテルの疑いで警告 公取委、都内の大手ホテル15社に(25/05/14)