熊本へ10万人送客 国内観光活性化フォーラムinくまもと開催(2) 成功福島CPに続け
中小旅行会社の底力で復興に貢献
熊本市の大西一史市長は「本市では被災者の住まいの再建を最優先し、1日でも早い復旧・復興に向け全力で取り組んでいる。特に本市最大の観光資源であり、復興のシンボルである熊本城は昨年10月5日から大天守の外観復旧に伴う特別公開第1弾として有料区域の一部を3年ぶりに一般公開した」と述べ、今回のフォーラムを機会に熊本城をはじめ、熊本の自然や歴史、文化、食を各方面にPRと観光振興への力添えをお願いしたいと依頼した。
このあと田端長官の基調講演、熊本県出身のものまねタレントのコロッケさんの記念講演が行われた。熊本県のわくわく親善大使を務めるコロッケさんは「熊本に限らず各県出身の有名人がフォーラムで観光アピールをすれば、より知名度が上がるのではないでしょうか」と、ものまねを披露しながら熊本の魅力を訴えた。
昨年実施した福島県への送客キャンペーンでは目標の10万人を上回る14万人を送客できたことが伝えられ、実績を上げた優秀会員を表彰。今年は、全国旅行業協会の永野末光副会長が3月から12月末までの10カ月間に全国から熊本県へ10万人を目標に送客しようと提案し、承認された。
![国内観光活性化フォーラム](https://www.travelnews.co.jp/img/200226topnews2.jpg)
福島県への送客キャンペーンで
実績を上げた優秀会員を表彰
また、会場では学生がつくる熊本県の着地型旅行プランコンテストの表彰も行われた。
次回フォーラム開催地は未定だが、ANTAでは毎年開催する方向で早急に開催地を検討する。
(トラベルニュースat 20年2月25日号)
(前の記事)熊本へ10万人送客 国内観光活性化フォーラムinくまもと開催(1) 復興支援へ需要創出
- 福祉ではなく収益事業 京都でユニバーサルツーリズム推進(2) 先進的な宿づくりから学ぶ(24/07/26)
- 福祉ではなく収益事業 京都でユニバーサルツーリズム推進(1) マーケットが広がり高付加価値を生む(24/07/26)
- ANTAが総会 二階会長が辞意表明(2) 国内旅行業務取扱管理者試験はCBT方式に(24/07/11)
- ANTAが総会 二階会長が辞意表明(1) 後任は「しかるべき人」(24/07/11)
- 東京発で観光力示す(2) 国内観光活性化フォーラム、過去最大級の参加者見込む(24/06/25)
- 東京発で観光力示す(1) ツーリズムEXPOジャパン、2年ぶり東京開催(24/06/25)
- 「宿文化」を継承発展させる 全旅連・井上善博会長が決意新た(24/06/12)