新しい旅行スタイルの確立 全旅・中間幹夫社長にコロナ対応と“収束後”を聞く(3) 会員に有益な「Go To」に
コロナ特約の保険も検討
―アフター・コロナにおいて、全国の会員旅行会社への支援策は。
会員に有益になるような様々なキャンペーンを考えています。弊社単独の事業に留まらず、日本旅行やTrip全旅および全旅ペイメントなど様々な取引相手との連携をますます深めてまいりたいと思います。
また、会員のお客様に対する補償に対しても対策を講じています。企画手配旅行補償制度の中で「コロナ特約(仮称)」として、保険会社と新商品開発を進めているところです。さらに、旅行終了後お客様がコロナに感染し、訴訟問題に発展した場合に対応できる「旅行業者賠償保険」も周知する必要があると思っています。
様々な不測な事態を考慮し、問題に対して迅速に対応できるよう、準備を進めております。
![全旅・中間幹夫社長](https://www.travelnews.co.jp/img/200616topnews2.jpg)
「何が何でも前に進もう」
と全国の同志に呼びかける中間社長
―最後に会員旅行会社が元気になるメッセージをお願いします。
Go To Travelキャンペーンの施策効果が得られるのは、感染予防策の徹底がマストであり、新型コロナウイルス対応ガイドラインに準じた「新しい旅行スタイル」の確立が必要です。
会員各位には、工夫しながら「新しい旅行スタイル」を展開していただき、キャンペーンを最大限活用して利益の最大化を図り、復活、V字回復の原動力にしていただければ幸いです。弊社としましても、役職員一同全力でサポートさせていただきますので、何かお困りのことがございましたら、ご遠慮なくご一報いただければ、すぐに対処させていただきます。
今までも困難に立ち向かってきた我々が、ここで屈するわけにはまいりません。何が何でも皆様とともに大きな希望を携えながら、前に進んでまいりましょう。
(トラベルニュースat 20年6月10日号)
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