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「グレーター西日本」の実現 関西、瀬戸内、四国、山陰4DMO連携(3) 「万博は通過点」

「永遠にチャレンジするから失敗はない」

関西、瀬戸内、山陰、四国の4DMOの連携をけん引した関西観光本部の東井さん。同本部で昨年策定した「関西ツーリズムグランドデザイン2025」がバックボーンになった。

そこにはこう書かれている。「世界の人々に旅行の目的地として選ばれ、関西観光の価値が共感される『グローバル・ツーリズム・デスティネーション』となることを目指します」。まさに世界から選ばれる地域となるための戦略の一環が今回の連携だと考えている。

「2025年の万博は通過点」―万博に向けて外国人向けの旅行商品をたくさんつくりラインナップをそろえる。それが「万博後のレガシーになり、IRなどにもつながる」と東井さん。

東井さん

西日本の商品ラインナップを増やしたい
と話す東井さん

「観光コンテンツは突然増えたり、減ったりしません。在庫のないことが観光業の強みです。円安で訪日客がお得感を持っていることもチャンスです。高付加価値の商品をつくり利潤をのせる。薄利多売から脱却し、観光に従事している人たちや地域にお返しするチャンスでもあるのです」

25年には、神戸空港の国際チャーター便の受け入れも始まる。グレーター西日本という「構えを大きくして満足度を高める。チャレンジしてダメなら、またチャレンジする。永遠にチャレンジするから、失敗はない」と笑いながら広げる大風呂敷に期待したいと思う。

(前の記事)「グレーター西日本」の実現 関西、瀬戸内、四国、山陰4DMO連携(2) “日本初”の連携が目指す姿とは

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