名古屋から観光復興を発信 国内観光活性化フォーラムと全旅インバウンド商談会(1) 愛知県へ10万人送客を決議
2月14日と15日、名古屋市で2大イベントが行われた。14日は全旅(中間幹夫社長)の「全旅インバウンド商談会inあいち」が中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで、15日は一般社団法人全国旅行業協会の第19回「国内観光活性化フォーラムinあいち」が熱田区の名古屋国際会議場で開かれた。前者は台湾21・韓国14の旅行会社35社と、東海地域を中心とした受け入れ先やインバウンド旅行に取り組む旅行会社など44事業者が参加。後者は、全国のANTA会員ら約1100人が参加した。
「コロナ禍からの完全復活を果たすための重要な一歩」
国内観光活性化フォーラムでは、全国5400社のANTA会員ネットワークを生かして今年3―12月の期間に愛知県へ10万人を送客するキャンペーンの実施を決議。前回の山形県送客キャンペーンは昨年4月から今年1月に目標の5万人の半数にとどまったが、今回は目標達成へ会場の総意で採決した。
フォーラムでは、近藤幸二副会長が二階俊博会長のメッセージを代読し「コロナ禍からの完全復活を果たすための重要な一歩」と開催意義を改めて強調。観光庁の高橋一郎長官は、地方誘客の促進に向け着地型旅行の造成など地元密着のANTA会員の取り組みに期待した。また、開催地の魅力発信として、名古屋城再建を目指す名古屋市の河村たかし市長のトークイベント、名古屋市の大須商店街を拠点に活動するアイドルグループOS☆Uのライブステージなどが行われた。
閉会あいさつで石川県出身の北敏一副会長は「能登は必ず復旧します。力添えをお願いしたい」と呼びかけた。
次回フォーラムは2024年1月28日、「ようこそ、まだ見ぬ東京へ」をスローガンに東京ガーデンシアターで開く。
(トラベルニュースat 2024年2月25日号)
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