新たな旅の価値発信 ツーリズムEXPOジャパン2024開催(2) サステナブルな観光で世界の基幹産業に
次回は愛知・中部北陸が舞台
基調パネルディスカッションでは、JTBの山北栄二郎社長やヨーロッパ旅行委員会(ETC)のエドゥアルド・サンタンデールエグゼクティブディレクターらが「観光交流人口の拡大」をテーマに意見を交わした。サステナブルな精神を持ち地域の人々と交流したい観光客を呼び込むこと、新たな観光交流人口を創るためにも官民パートナーシップ拡大が必要であることなどの意見が出ていた。
26日夜のウェルカムレセプションでは、石川県輪島市名舟町に伝わる伝統芸能「御陣乗太鼓」がビデオ上映で披露されたほか、菅義偉元首相がビデオメッセージで「観光が世界の基幹産業として果たす役割は増している。今後は大胆な取り組みが必要となってくる」と期感を示した。
9月26―28日には合同開催として、日本国内の観光関係団体や海外の旅行会社による商談会「VISIT JAPAN トラベル&MICEマート」(JNTO主催)が開かれた。全世界の海外バイヤー約280社が会場を訪れ、約6千件の商談が行われた。

会場内でも目立つ存在だった勝尾寺のブース。
主催者によると寺院単独での出展は初めて
次回、TEJ2025愛知・中部北陸は9月25―28日にAichi Sky Expo(愛知国際展示場)で開催する予定。
(トラベルニュースat 2024年10月10日号)
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