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万博カウントダウン(2) 大阪観光局・溝畑宏理事長が語る「2025」

世界のあるべき姿を語る

溝畑理事長は大阪・関西万博開催の2025年が持つ意味を説いた。

「今年は昭和100年に当たります。そして戦後80年です。私の父親は戦場から、二度と戦争をしていけないという教訓を胸に帰ってきました。そして“大大阪”時代から100年になります。当時の大阪の人口は210万人で東京よりも多く、関市長は御堂筋の拡幅や公営地下鉄の時代を見据えて整備しました」。そういう文脈で捉えると、大阪・関西万博は「歴史的使命」と溝畑理事長は言い切る。

溝畑宏理事長

溝畑理事長

分断や対立、格差が先鋭化する世界情勢、地球環境を維持する上でまったなしのカーボンニュートラルの推進など課題に向き合わなければならない。「世界の枠組みが崩れ始めている年に、世界平和の祭典を開催するんです」。

その上で、大阪は1500年前から進取の精神で大陸の玄関口となり、江戸期には北前船の起点だった。「大阪は、各地方の発展に貢献していく歴史を背負っているんです」と、大阪をゲートウェイに地方創生を見据えている。溝畑理事長は「2025年は大阪から日本を変える、日本の未来、世界のあるべき姿を語るべき年なのです」。

※溝畑理事長のインタビューの詳細は3月25日発行号に掲載します。

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