コンラッド大阪 本格イタリアンビュッフェ
本格イタリア料理をビュッフェスタイルで楽しめる、そんなイタリアンビュッフェが大阪市のラグジュアリーホテル「コンラッド大阪」(164室)に8月1日誕生した。ホテル40階のオールデイダイニング・アトモス・ダイニングのコンセプトを刷新し「アトモス・イタリアンダイニング」としてリニューアルオープンしたのだ。
地上200㍍の高層階からのロケーションが自慢で、新コンセプトはロケーションの良さをいかし「地上200メートルの絶景とともに、オーセンティック(伝統的)なイタリア料理を楽しめるビュッフェ」に設定。日本人の味覚に合わせた創作イタリア料理ではなく、イタリアで親しまれている日常料理を基本に忠実に提供するという。
コンセプトのリニューアルを手掛けた総料理長の山田智樹氏は、イタリア料理をキャリアのスタートに、外資系ラグジュアリーホテルで様々なイタリア人料理長のもとで研鑽を積み、腕を磨いてきた。2022年の総料理長就任直後から各国料理を提供してきた「アトモス・ダイニング」のメニュー改革を推進。ここにきてようやく情熱を注いできた本格イタリア料理の登場となった。
そのこだわりはパンやデザート、ドリンク、ワインなど山田総料理長自ら、メーカーや素材から選び、細部に至るまで本格イタリア料理の再現に力を注いだ。食器類にも気を配り、イタリアを代表する陶器の産地、ブーリア州やカンパニア州ヴィエトリ・スル・マーレの陶器を採用。色鮮やかでポップな食器が料理をさらに引き立て、店内の雰囲気を明るくする。同じ柄が二つとない温かみのある器に盛りつけられた料理は、さらに美味しさを増す。とにかく料理が並んでいるだけで芸術作品のようで、美しく、インスタ映えする。見て、食べて、撮影して、と多彩に楽しめるのだ。
平日は前菜、パン、デザートなど約40種類のビュッフェと、5種類のメインディッシュから1品を選ぶセミビュッフェスタイル。週末は、前菜からデザートまですべての料理をビュッフェスタイルで提供する。
では、どのような料理なのか。メニューの一例を紹介しよう…
(井村日登美=ホテルジャーナリスト)
(トラベルニュースat 2025年9月25日号)
- 四国水族館と休暇村讃岐五色台 四国の魅力に「水景」あり(25/09/02)
- コンラッド大阪 大阪名物と名所を視覚化(25/07/30)
- 万博を海から、ホテルから見る(25/06/27)
- ウォルドーフ・アストリア大阪 世界最高峰のホテルが初上陸(25/05/30)
- ドーセット バイ アゴーラ大阪堺 万博開催で満を持して登場(25/04/30)
- カンデオホテルズ大阪ザ・タワー 大阪の絶景とイタリアン(25/03/28)
- 神戸ポートピアホテル イチゴ尽くしのスイーツ競演(25/02/28)