サービス介助士アドバイザーとの対話
この半年間、新型コロナウイルスに一喜一憂していきましたが、それでも7月からは、定員の削減、密を防ぐ、感染防止策の徹底から再開しました。アフターコロナが定着し、当たり前が変化した今、改めて「障害」を考えてみます。
サービス介助士講座では、「観念のバリアを取り除く」というものがあります。例えば、「高齢者・障害者」と聞くと特別な対応が必要なのかと身構えてしまいませんか? また「障害」と聞くと、自分とは関係のない、障害者個人・福祉や医療の問題と捉えてしまいませんか? そんな勝手な「思い込み」を変えて行動できるようにしたいのです。超高齢社会にある今、加齢による心身機能の変化は誰にでも関わることです。加齢や障害を自分事としてとらえ、相手の立場にたった行動ができるように、サービス介助士の学習では「知識・対話・実践」からこの思い込みを取り除いていきます。
その学習の一つにアドバイザーとの「対話」があります。
なかなか馴染みのない「障害」を車いすユーザーや視覚障害者、聴覚障害者など障害当事者との「対話」を通じて、エピソードを交えながら分かりやすく理解します。日常で障害者が出会うバリアとその原因を一緒に考え、サービス介助士としてどのように応対するかを考えます…
(喜山光子=公益財団法人日本ケアフィット共育機構)
(トラベルニュースat 2020年9月10日号)
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