防災介助士の学び
週末をテレビの前でのんびり過ごしていると突然、津波注意報の速報でした。
太平洋岸の広い範囲に津波注意報が出ているが、どこで揺れた? 何が起きた? そんなことを考えていると日本時間の2日午後11時37分ごろフィリピン付近を震源とするマグニチュード7・7の地震を受けての津波注意報だとわかりました。台湾、フィリピン、インドネシア、ニューギニアと地震・火山噴火が立て続けに起きていることからフィリピン海プレートが非常に活発に活動していることがわかり、日本でも南海トラフが気にかかるところです。
フィリピンも昔に比べ耐震対策が進んだことで「建物の脆弱」が減少し、幸いにも今回の地震では死傷者の情報がありませんでした。日本での津波警報は翌日午前にはすべて解除されましたが、フィリピン付近では今も地震が続いています。
防災介助士では、いつでも起こりうる災害について理解し、普段からどのように備えるか、災害時にどのように行動し、実践に結びつけるのかを身につけるために学んでいます。つまり「知る・守る・助ける」から、誰一人取り残さない防災の重要性を伝えています。地震大国日本も他人事ではなく、震災時にこそ安全に避難や寝泊まりできるようなインフラ整備も整える必要があります…
(喜山光子=公益財団法人日本ケアフィット共育機構)
(トラベルニュースat 2023年12月10日号)
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