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激戦区・大阪に久々のシティホテル ホテルロイヤルクラシック大阪

インバウンド需要を追い風に大阪市ではここ数年、ホテルラッシュが続く。2019年秋には客室数1千室超の大型ホテルや、寺院の山門と一体型のホテルが日本で初めて開業するなど多彩なホテルが登場し、さらに需要開拓に拍車がかかる。

そのような中、大阪市中央区の新歌舞伎座跡地に19年12月1日、「ホテルロイヤルクラシック大阪」が開業した。冠婚葬祭業のベルコの子会社「ロイヤルクラシック」が運営する久々のシティホテルである。

敷地面積約2242平方メートルに地上19階地下1階塔屋1階、延床面積約2万6492平方メートル。客室数は150室、飲食施設が5カ所。宴会場は5室、スカイバンケット1室や小宴会場5室、チャペル2カ所を備える。

コンセプトは「時を、つなぐ」に設定。大阪・ミナミの地で多くの人に親しまれた新歌舞伎座の面影を残しながら、次の時代へ繋いでいく。地域と連携し、新たな文化を創造。国内外に発信する拠点の役割を担い、人々の知的好奇心や感性を刺激する街に貢献する、としている。

設計は、世界的な建築家の隈研吾氏が担当。外観は、新歌舞伎座の特徴で頭部に丸みをつけた建築様式である唐破風(からはふ)の連なる意匠を下層階に復元し、高層部はアルミフィンを複数枚重ねたデザインを施し、伝統と革新を表現した。

さらに美術大学の教授をアートプロデューサーに迎え、画廊と協力し、客室を含め館内に草間彌生氏らアーティストの作品約100点を超す現代美術作品を展示する「ミュージアムホテル」の一面もある。

客室は150室うち111室がツインルーム、30室がダブル、9室がスイートルーム。ツインルームは広さ約31平方メートル。幅広ベッドに、照明や空調などをコントロールするタブレット、ユーチューブやネットサーフィンなども楽しめる大型液晶テレビを採用し…

(JKK=全旅連女性経営者の会リレーコラム)

(トラベルニュースat 2020年1月1日号)

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