楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

思考停止を感染させる強毒性

メディアから思考に感染する新型ウイルスがまん延しています。

自分の頭で考えさえすれば、様々な事実からそれほど恐れるに足りずとわかるのに、なぜ振り回されてしまうのでしょう。本当に全国民が効果もわからないワクチンを接種するのでしょうか。自分よりどこか見知らぬ誰かを信じさせてしまう今回のウイルスは、全人類を滅亡させることもできるほど、強毒性を持ったウイルスです。

普通ならワクチンの製造・認可には数年かかると言われているのに、1年も経たずにできてしまいました。ワクチンが安全なものだったとしても出来レース感がぷんぷんします。

それはそれで仕方ないとしても、なぜここまで自分の頭で考えない人々が多いのだろうと考えてしまいます。家に籠ってテレビばかり見ていれば、一層病状は悪化します。ステイホーム、Go Toキャンペーンの停止、すべてテレビの前に釘付けにすることで病状悪化に役立っています。

中小企業の生産性が低いという問題も同根です。たしかに、平均値は低いです。しかし、それはあえて「利益を出さない」企業が多いからにほかなりません。もちろん中には「利益を出せない」企業がある点は問題なのですが、ある意味でこれは乗っ取り防止のための優れた仕組みとも言えなくはないでしょうか。大企業になり、資本家の投資を得られるようになるとともに利益を生むことはできると思います。が、資本はどこの資本ですか。そう考えていくと、中小企業の生産性向上の先にあるものが見えてきます…

(井門隆夫=高崎経済大学地域政策学部観光政策学科教授)

(トラベルニュースat 2021年1月25日号)

続きをご覧になりたい方は本紙をご購読ください
この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ