楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

案内所不信論に思う

19/06/10

旅行サービス手配業が昨年合法化され、旅館の案内所の存在は50数年を経て、ようやく社会的に認知されるようになった。元々の案内所は、現地旅館の営業所として宿の魅力あるプランを旅行会社へセールスし宿への送客に尽力することで、営業面においては現地から一目置かれる存在だった。現地へ直接手配するより案内所の方が通信費も安かったという時代背景もあり重宝されてきた。

今も旅行業団体や個々の中小旅行会社は案内所との人間関係などを重視し、できる限り案内所を通して送客しようとしている動きがあるのは事実。ところが、旅行会社の送客力低下やネット予約の台頭などで、案内所は“絶滅危惧種”と言われるようになってきた。

そうした中で、案内所を重視している中小旅行会社から気になる声を頻繁に耳にする。「案内所は頼りにならない。現地と直接やりとりした方が仕事はスムーズ」「予約した日を間違える」「旅館のことを質問しても即答できない」「周辺観光地の新しい情報を知らない」「請書をなかなか送ってこない」などだ。

一部の案内所に限ってのことだろうが、その案内所の対応が案内所全体の不要論になりかねない状況だ。その危機感を案内所の人たちは肝に銘じ、現地にも旅行会社にも重宝される営業活動に励んでもらいたい。

(トラベルニュースat 19年6月10日号)

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
天下一の絆を描く―「豊臣兄弟!」の足跡を訪ねて

天下人の“弟”にスポットを当てた異色作―。今年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」は、農民から天下の覇者...

よみがえりの温泉郷で健康増進―わかやま12湯へ

西日本屈指の508もの源泉を県内に有する和歌山県。ただ"温泉県"としての和歌山は意外と知られて...

北陸・旅の魅力磨き勝負の冬春へ・福井編

北陸新幹線が2024年3月に福井・敦賀延伸により、首都圏から注目を集めるようになった石川県加賀...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。24年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ