業界あげて反転攻勢を
このほど東京ビッグサイトで開かれた全旅連青年部の第25回全国大会の席上、来賓として登壇した全旅連の多田計介会長(石川県和倉温泉・ゆけむりの宿美湾荘)は、Go Toトラベル事業が新型コロナウイルス感染症拡大の要因されていることに関し「反転攻勢を行う時期にきている」と明言した。
多田会長は「Go Toトラベルキャンペーンを6850万人が利用された中で932人しか陽性反応が出ていないにもかかわらず、テレビや新聞などのマスコミ、野党の先生方は、新型コロナウイルスの感染拡大はすべてGo Toトラベルが原因であり、感染拡大を止める足を引っ張ったとたいへん不名誉なレッテルを貼っている」と語気を強め、冒頭の反転攻勢という発言につながったという次第。
ウィズコロナとよく言われるが、本来はその言葉通り、感染を予防しながら日常を過ごすことではないのか。旅館や旅行業、バス会社いずれも、これ以上できないというほど感染予防に取り組んでいる。これをウィズコロナの対応と言えないのであれば、単なる言葉遊びなのかと訝ってしまう。
多田会長の宣言に呼応し、観光業が一つになって反転攻勢を推し進めよう。座していても物事はどうにもならない。動こう。
(トラベルニュースat 21年2月25日号)
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