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次代継承がスローガン 全旅連青年部・鈴木体制スタート(2) 旅館甲子園は全国大会と同時開催

雇用問題や若者への魅力発信にも重点

来賓からは自民党観光産業振興議員連盟の髙階恵美子事務局長が「改正入管法に基づく、新たな外国人労働者の受け入れが始まります。外国人が安心して働ける環境づくりに、一緒に取り組んでいきましょう。暮らしや医療についてのガイダンスもしっかり行っていきたい」と協力を求めた。

また、歴代青年部を代表して小田禎彦・第3代青年部長(石川県和倉温泉・加賀屋)は「60年間旅館業をしてきたなかで、私が最も大きな影響を受けたのが青年部です。今日の総会もとても活気があり、若さというのは素晴らしいですね。これから地方が元気を出していけるかは、皆さんの双肩にかかっています。観光はものづくり産業とともに、おもてなし産業として大切な分野を担っています。日本を元気にする役割を自覚して健闘してください」とエールを送った。

全旅連青年部総会

雇用の安定と確保、若年層への旅の魅力発信など
重点事業を決めた全旅連青年部2019年度総会

今期、鈴木体制では、重点事業として(1)雇用の安定と確保(2)若年層への旅の魅力発信(3)現代にマッチした全国大会の開催―などに取り組む。このうち全国大会については、旅館甲子園との同時開催に舵を切る。

鈴木青年部長は「今期の全国大会は2020年の10月をメドに旅館甲子園と同時開催します。従来、ホテルレストランショーの会場で開催してきた旅館甲子園ですが、より多くの一般の人に見てもらう機会を創出し、旅館業界の魅力発信や雇用創出の場にしたい。大会は東京で行います。会場設定を含め、例年以上のスピード感を持って取り組みたい」と話し、5月には大会準備委員会を立ち上げたい意向を示した。

各事業は委員会が中心になり進められる。今期は総務、財務といった会務系委員会に加え、▽組織・魅力向上▽政策▽労務▽流通・インバウンド▽宿の次代創造―の各委員会を設置。全国からの本部出向者は135人。途中出向者も募っていく。

(トラベルニュースat 19年4月25日号)

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