楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

旅行サービス手配業

17/08/25

旅行業界と旅館ホテルの案内所業界で「案内所でも旅行業の登録が必要になる」と話題になっている。

6月に国会で可決した旅行業法改正に伴い、宿泊と交通機関などの手配を行う案内所は「旅行サービス手配業」となり、観光庁に登録しなければならなくなった。1営業所ごとに研修を受けた取扱管理者を置くことになり、3―5年ごとに更新するようになっている。

案内所の社員で旅行業の免許を持っていれば管理者として認められる。「旅行サービス手配業」で現在確定しているものについては小紙本文を読んでいただくといいが、これまで税務署に税金を納める際に職種の説明がつかなかった案内所の存在を国が認めたことになる。ただし国が認めたということは、業務内容に「責任」が伴うことも理解しなければならない。登録をしないで業務を行うと“罰則”もついてくる。基本的には今回の「旅行サービス手配業」は総合案内所のことだが、直営案内所も自社の旅館の手配だけでなく、交通機関や諸々の施設を組み込んだコースを旅行会社に持ち込んだ場合、抵触することも考えられる。

観光庁は10月から説明会を開くということで、詳細はその段階で明らかにになるが、案内所のあり方が変わる時代に入ったことを知っておきたい。

(トラベルニュースat 17年8月25日号)

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
海と生き海を守る三重鳥羽の旅

鳥羽市の基幹産業である漁業、観光業が連携を図り、漁業者と観光事業者が抱える課題を出し合って...

蒙古襲来750年・歴史とロマンを感じる長崎県壱岐・松浦

時は鎌倉、大陸から元が日本へ侵攻した一度目の蒙古襲来(元寇:文永の役)から今年で750年。...

個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ