復旧支援へ観光の力 令和6年能登半島地震(2) 和倉・加賀屋小田社長「北陸の宿泊観光の灯を消さないで」
風評被害を懸念
石川県和倉温泉・加賀屋の小田與之彦社長が1月11日に東京・新宿の京王プラザホテルで開かれたJTBグループと協定旅館ホテルの新年懇親会で次のようにあいさつした。
「地震後にいただいた支援にお礼申しあげます。和倉温泉や輪島はひどい状況で、この場で再起に向けてがんばりますと言える状況にないのが心苦しいです。今のお願いは、石川県の加賀温泉郷、富山県の宇奈月温泉や氷見、福井県の芦原温泉など、通常営業できる旅館で風評被害により、たくさんのキャンセルが出ていますが、なんとか北陸の宿泊観光の灯を消さないでほしいということです。営業できている施設にはこれまで同様に送客をお願いします」

周辺温泉地の風評被害に懸念を示した小田社長
加賀屋が和倉温泉で運営する4つの旅館「加賀屋」「あえの風」「松乃碧」「虹と海」は休館中で、2月以降についても再開のメドはたっていない。ただ、金沢駅前の「料理旅館金沢茶屋」は通常営業している。
(トラベルニュースat 2024年1月25日号)
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