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人手不足 現場主導で見直そう

秋の行楽シーズンに入り、連休もあり人の流れも大きく動いたところもありました。ありがたいことに観光業界への支援の手もあり、県民割を活用して旅行をされるお客様も増えてきました。全国旅行支援に移行し、日本全国の動きがどう変わるのかが楽しみではあります。

コロナ禍が収まったわけではなく、今後長く付き合っていかなければいけないものと割り切る対象になってきました。おざなりにするのではなく、しっかりと対応した上で観光業界を盛り上げていきたいところです。

人手不足が続く旅館ホテルでは、お客様の増加に伴い対応ができていないところもありますが、このチャンスを逃さないよう必死に踏ん張っていかなければいけません。

高額な宿泊料のホテルでは広々とした個室のお食事処ではあるものの、なかなか料理も提供されず呼び鈴を鳴らしても授業員は来ず、人手不足だとしてもサービスが悪すぎるとお叱りを受けているところがありました。

また、宿泊料金1万円台の宿では、レストランでのオープンな食事場所ですが、料理人が客前に出向きパフォーマンスをしていました。お客様には特別感を与えることができ客足は伸びているようです。もちろん人手不足ではあるようで忙しい週末にはできていないようですが、お客様の多い週末こそ客前をすべきです。1人でも多くのお客様の目に触れてこそ、そのホテルの価値を上げることができます。

従業員が少なく対応できることが少なくなったとしても、一つのサービスの「見せ方」も大事なのです。お菓子やドリンクなど無料のものをロビー周りにたくさん置いておくのも確かにサービスの一つではありますが、これがお客様を増やす足掛かりになるかというと難しいものです…

(大田忠道=料理人集団「天地の会」代表)

(トラベルニュースat 2022年10月10日号)

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