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IHG3ブランド展開 大阪・桜島に29年に開業

外資系ホテルの出店の勢いがとまらない。既存ホテルブランドもあれば、新たに進出するブランド、新たに開発したブランドに加え、2つのブランドを同時出店するダブルブランドと、とにかく世界的なホテルブランド、ホテルチェーンの出店ラッシュは続きそうである。

特に勢いづいているのが世界4大ホテルチェーン、マリオット・インターナショナル(米)、ヒルトン・ワールドワイド(米)、IHGホテルズ&リゾーツ(IHG)、アコーグループ(仏)である。いずれも20以上のホテルブランドを持ち、世界に5700軒以上を展開するという巨大ホテルチェーンである。これらチェーンの強い源泉が会員組織で、会員数は少なくとも1億人以上。マリオットの「Mariott Bonbei(マリオットボンベイ)」は約2億1千万人以上と、もはや国の人口レベル。大手デベロッパーが外資系ホテルを誘致するのは、この会員組織の存在が大きい。

このほど、四大ホテルチェーンのうち会員数約1億4500万人以上という世界最大級のロイヤリティプログラム「IHGワンリワーズ」をもつIHGホテルズ&リゾーツが大阪市此花区にホテルを開業する。しかも3ホテルブランドを同じ建物で展開するというトリプルブランドである。世界では他チェーンを含めて事例はあるが国内では初めて。

場所は大阪ベイエリアの桜島。年間来園者数約1600万人と世界のテーマパーク(入口が1つという条件で)で第3位のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区、USJ)へ徒歩圏内という立地に、ラグジュアリーホテル「インターコンチネンタル」、ラグジュアリーライフスタイルホテル「キンプトン」、ファミリー向けの「ホリディ・イン」の3ブランドを展開する。

建物は、敷地面積約1万7246平方㍍、地上14階地下1階建て、延床面積約10万494平方㍍。建物はタワー2棟が低層部と上層部の一部で繋がり、1棟に「キンプトン」246室が入居し、もう1棟に「インターコンチネンタル」244室と「ホリディ・インリゾート」327室を配備。客室数が合計817室という大規模ホテル群を構成する。

事業主は、鹿島建設を代表企業とする事業4社(鹿島建設、日本郵政不動産、SMFLみらいパートナーズ、京阪神ビルディング)が出資する合同会社桜島開発。同社とIHGホテルズ&リゾーツがパートナーシップのもと、ホテル開発に同意した。運営はIHG Japan Management合同会社が行う。すでに2025年12月に起工、2029年の開業を目指す。

1ブランドで800室だと荷が重いが、ターゲットや利用目的が違う3ブランドであれば集客に負担感がないし相乗効果も期待できよう。全方位マーケットからの集客が可能になり、利用客も使い分けができる。多様な利用が可能になるわけだ。加えて…

(井村日登美=ホテルジャーナリスト)

(トラベルニュースat 2026年1月1日号)

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