こいちゃんワクワクのまち　石橋由衣さん／大阪道頓堀川畔・大和屋本店

まいど！おおきに！

山形県・仙峡の宿銀山荘の小関由紀子さんよりバトンを受け取りました、大阪府〜道頓堀川畔〜大和屋本店の石橋由衣と申します。

大阪のど真ん中に旅館なんかあるん？とよく言われます。当館は道頓堀川に面しており、一歩外に出れば赤や青のネオンの灯りが川にゆらゆらと映っている場所にあります。大阪城やＵＳＪといった大阪の観光名所にも行きやすく、吉本新喜劇には徒歩圏内です。京都・奈良・神戸にもここを拠点において旅行されるお客様もいらっしゃいます。そんな場所で生まれて育った私は根っからの大阪のこいちゃん（大阪弁で商売人のお嬢さんという意味）です。

道頓堀川は、太閤さんに仕えた安井道頓さんが作った運河です。昔、大阪にはその運河がたくさんあり、八百八の橋が架かっていたそうです。この名残が心斎橋・長堀橋・天神橋と今でも多くの地名で残っており、文化や商売を発展させました。この毎日目にする運河を多くの物資が行き交っていた様子を想像するとわくわくします。

私は大学を卒業後、名古屋で社会人を経験し、大阪に戻ってブラブラしていると年末になり「ゴロゴロしてるんやったら店手伝って！」と叩き起こされて、そこからいまに至ります。叩き起こされたあの日から今現在まで、このお仕事はとてもやりがいのある仕事だと何年経っても思います…

（ＪＫＫ＝全旅連女性経営者の会リレーコラム）

（トラベルニュースat 2021年9月25日号）