共創の旅―サービス介助士日誌コラム
アルツハイマー病治療薬と予防
8月21日、厚生労働省の専門部会は日本のエーザイと米バイオジェンが開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の承認を了承しました。アルツハイマー病の進行を緩やかにする効果を証明した薬として国内初となり、認知症治療の大きな一歩と期待が膨らみ...
ヘルプマークって誰が使うの?
最近、ヘルプマークを鞄につけている方をよく見かけるようになりました。小さなお子さんやお元気そうに見える若い世代の方など様々です。そもそもこのマークはどんな方が、どんな意図を持って持たれているのでしょう。また私たちにできることは何だろう?かを...
視覚障害者が怖い!って感じる時
視覚障害といっても障害の程度や見え方も様々です。これまでもお話ししてきたように、視覚障害=見えない人と決めつけてはいけません。 先日、視覚障害のある方々と意見交換をする機会がありました。その際、一番怖い思いをするのは「声かけもなく突然...
旅のUDアドバイザーって?
皆さんは、旅のユニバーサルデザイン(UD)アドバイザーをご存知ですか? 多様な人と多様なサービスを学び、それらを組み合わせることによって、お手伝いが必要なお客様を含め、すべてのお客様の旅の目的を叶えるための資格です。年々増加する高齢者...
合理的配慮とLGBTQ
国会会議場において、性的マイノリティをめぐる議論が活発になっているのを見ながら、いよいよ日本も遅れていた法制化に向けて動き出すのか?と思いきや、G7広島サミットを目前に控えているからだと分かりました。 G7加盟国として唯一性的マイノリ...
合理的配慮の義務化まであと一年
2016年に施行された「障害者差別解消法」が21年に改正され、合理的配慮は、民間事業者に向けての努力義務が法的義務化となることが可決し、公布から3年以内に施行されます。配慮でよかったものをなぜ義務化するのか? 配慮なのだから、思いやりを持て...
手話言語条例
「手話言語」をご存じでしょうか? 手話言語とは、手の形、位置、動きをもとに、表情も活用する独自の文法体系をもった、音声言語と対等な言語で、障害者権利条約の定義に手話が「言語」として位置づけられ、日本においても改正障害者基本法で初めて「...
高校生が社会モデルを考える
私たちは社会人を中心に講座運営をしていますが、最近はスポット授業の依頼を高校の先生方から受ける機会が増えています。授業のテーマは「バリアフリーとユニバーサルデザイン」「障害の社会モデルって知ってる?」「校舎のバリアを取り除くには?」「自分た...
「会話と対話の違い」を考える
心のバリアフリーが推進され、共生社会を実現することを目指している今も障害のある人はかわいそうであり、一方的に助けられるべき存在といった誤った理解がなされていることがある。障害の有無にかかわらず、すべての人が助け合い、共に生きていく社会を実現...
「見守りという接遇」を考える
私たち、日本ケアフィット共育機構も、接遇研修の一環として「サービス介助士」「防災介助士」「認知症介助士」を柱に、誰もが暮らしやすい共生社会の実現に向けて様々な事業展開を行っております。 「おもてなし」にある「共に喜ぶ」という共生関係を...