未来への道標コラム
地方に人口を還流する観光を
元首相の暗殺という警告的かつ挑発的な事件は、真犯人の綿密な計画によってタイミングよく実行されたようです。今後3年間で改憲と増税に向かわせることにより、東アジアのパワーバランスに変化をもたらす計画の続きを私たちは数年後に見ることになるのでしょ...
観光は公共性の高い社会資本
世界の労働人口比率がついにピークを越え、世界中がインフレに向かっています。人口構造上、労働人口が減ることで労働者が強くなり、賃金は上昇して長期的に物価は上昇するという論理は、イギリスの経済学者グッドハートが著した「人口大逆転」でも述べられて...
共倒れマーケティング脱却を
今ほどマーケティングが必要な時代はありません。日本経済で数十年にわたり欠如しているのが、新しい需要を顕在化させるマーケティングです。マーケティングをひと言で表せば「あったらいいなを作る」こと。それも、自分と同性・同世代以外の需要を作ることで...
観光が日本の自給率を高める
旅行の県民割と地域ブロック割が5月まで続いています。ただ地域内需要はどうしても単価が低めで週末1泊型を招きやすく、全国型のGo Toのほうが交通機関にも波及効果も出て経済効果は高いのですが、7月の参議院選挙をにらみ、政権も風評リスクを想定し...
「個」市場対応でコロナと共生
長い第6波が終わろうとしています。まわりを眺めれば、観光再開のために待機なしの入国に移行する国も続々増えています。ウィズコロナという言葉を口だけではなく、心から理解できてさえいれば恐れることはありません。カゼだって同じコロナですし、次は自分...
今こそ“日本大衆教”を破壊
あるゲーム音楽家が「日本の教育は宗教である」とブログに書いていましたが、まったく同感です。「紙と鉛筆じゃないと頭に残らない」という国が先進的なら、どうして世界から遅れを取っているのでしょう。 同じことは大学でも経験しています。授業中に...
コスパからタムパ、修行へ
タイムパフォーマンス。略して、タムパ。今の10―20代が最も重視していること。ちょっと前までは、コスパ(コストパフォーマンス)でした。が、今は違います。 観光に置き換えれば、職場はじめ、それほどまで親しくない人とは、どんなキャンペーン...
自立した成人が育つ日本へ
2022年が幕を開けました。昨年に引き続き、五輪と国政選挙の年になりますが、コロナだけは収束してほしいですね。そして、あまり認知されていませんが4月には民法改正により成人年齢が18歳と2歳引き下げられる年にもなります。酒やたばこは20歳のま...
【お願い】真面目貧乏を海外業務へ
真面目貧乏。今の大学生をひと言で表すと、こんな感じだと思います。海外では若者が環境保全や資本主義に対してデモをしていたりしますが、意識高過ぎと毛嫌いし、同様に、国会で相手の批判しか聞こえてこない野党は嫌いで、自分たちにお金をまわしてくれそう...
観光業界の「構造改革」にシフト
観光庁の令和4年度一般予算の概算要求が発表されました。 Go Toキャンペーンはいつ再開するのかという業界の声とは少し違う思惑を感じます。そもそも、業界側にもかなり企業間温度差が生まれています。果たしてGo Toキャンペーンは再開する...