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虎38年ぶりVとシニア蓄財

遅ればせながら、阪神タイガース日本一(アレのアレ)おめでとうございます!前回の38年前、私は社会人1年生でした。そして今、会社員だったら定年を過ぎたところ。思えば長い時間でした。それだけファンにしてみると感慨深いものがあります。

38年前、入社式はリクルートスートなんてものもありませんでした。入社式にはそろって真っ黒なスーツを着ていく学生に聞くと、今では没個性が個性だという時代。若い人たちの感覚もずいぶんと変わりました。

38年の間に、子どもの出生数も半数以下となりました。そのため、子ども1人あたりにかけるお金は倍増してもよいはずです。しかし、学生の過半数が奨学金を借りているのです。学費が値上がりしたという事情もあると思いますが、なぜ若者はこんなに貧しく、社会に出ても借金を返すばかりで金融資産も持てない時代になったのか。この国が成長しない一因がこのへんにあるように思うのです。

38年前と大きく変わった点。それは、以前は生産年齢層が最大だった金融資産保有率が今ではその60%を60代以上が保有するようになったこと。額にして1千兆円を超えます。つまり、70年代から積み上げてきた国債発行額(国の借金)がそっくりそのまま60代以上の個人金融資産となったまま眠っているのです。これでは経済が成長するわけがありません。

そしてこの世を去る時に子どもへと相続されるわけですが、その時子どもはすでに60代。そしてまた預金をとなり、その分また国債を発行し借金を積み上げていく…という老々相続の負のサイクルを断ち切ることが必要です…

(井門隆夫=國學院大學観光まちづくり学部教授)

(トラベルニュースat 2023年11月25日号)

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