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孫へのお年玉は110万円を

新年あけましておめでとうございます。

新年早々恐縮ですが、祖父母の皆さん、お孫さんにお年玉として110万円を差し上げましたか?まさか1万円なんてことはないですよね。贈与税の基礎控除が110万円。つまり110万円のお年玉は非課税です。

あるいは、中にはお孫さんが今年高校や大学に入学される方もいらっしゃるのではないかと思いますが、学費を贈与されましたか? 教育資金の一括贈与は1500万円まで非課税です。ちなみに、日本学生支援機構の貸与型奨学金の世帯収入上限額は、いまや1千万円を超え、多くの共働き世帯が利子付き奨学金を子ども名義で借りています。大学の学費も年々上がり、国学院大学観光まちづくり学部の例でも、4年間でかかる学費は562万円。その多くが学生募集のため、きれいなキャンパス作りに使われます。競争すべきは本来そこではないのですが。観光を学んでも観光業を目指さない学生の理由の多くが「この給与では奨学金を返せない」からです。初任給に目が行くのも奨学金返済のためなのです。

海外旅行に行かないのも、結婚式を挙げないのも、理想の旅行を考えさせるとお金のかからない旅しか思いつかないのも、すべて若者や現役世代に金銭的余裕がないためです。

日本の金融資産の60%超、1200兆円もの金融資産は60代以上が保有していることを前回紹介しました。国債発行額とまさに同額。国債を発行しても蓄財に向かうため、経済成長しない国家が続いています。

中には、保証のための預金もあるでしょう。法人債務の個人保証制度が今でも幅を利かせる国ですから。社員は軽でも社長がベンツなのは担保なので仕方ないのかもしれません…

(井門隆夫=國學院大學観光まちづくり学部教授)

(トラベルニュースat 2024年1月1日号)

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