「励まし」の新年互礼会
年が明けたと思えば、すでに1月も後半。この間、旅行業界団体では新年互礼会が各地で開かれた。次号で紹介するが、今年は参加者を楽しませよう、元気づけようとした内容のものが多かった。
京都府旅行業協会では、京都内のバス会社4社のバスガイドが自社と京都への思いをアピールしたほかチアダンスなども披露し、会場を盛り上げた。京都の互礼会でバスガイドが表舞台で活躍したのは初めてで、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
奈良県旅行業協会では、奈良県立大学客員教授で春日大社の元権宮司の岡本彰夫さんが講演。奈良県観光は「日本人が誇りを取り戻す文化」を持ち、今日本人が誇りを取り戻すには国内観光をすべきで、観光業は尊い仕事だという自覚を持つべき、と訴えて参加者を励ました。日本人らしい生き方などにも言及し奈良県らしい文化的な会となった。
全旅協大阪府旅行業協会では大阪学芸大学の吹奏楽部が参加者の入場を生演奏で迎え、観光や大阪に馴染みのある音楽を披露。これまでにないもてなしに参加者も満足げで、来賓も演出にエールを送っていた。
いずれも参加した人たちに対して旅行業への期待を高めたのと同時に、個々で「今年も頑張るぞ」との思いを持ったに違いなく、企画した方々に拍手をおくりたい。
(トラベルニュースat 19年1月25日号)
- 城西館150年の理由(24/04/12)
- 岩木語録が伝える「情」(24/03/27)
- 北陸応援割に思う(24/03/13)
- 応援割の混乱をプラスに(24/02/28)
- 非常時に発揮するGNN理論(24/02/10)
- 北陸への送客支援を(24/01/25)
- 「雪風」の空気感(24/01/05)