まちの復活へ狼煙 大阪・道頓堀商店会が魅力発信、JTBらと共同で誘客事業(2)
「おちょやん」放送機に実行委員会発足 いしのようこさんら招きイベント
そんな最中、昨年秋からNHK連続テレビ小説「おちょやん」の放送が始まった。女優の浪花千恵子さんがモデルのドラマで、舞台は道頓堀。このドラマをまちの復活のきっかけにしようと3月10日には「大阪・道頓堀魅力発信事業実行委員会」が発足した。
委員会は道頓堀商店会とともにJTB(山北栄二郎社長)が発起人になり、大阪府と大阪市、大阪観光局といった地域観光行政・団体や、大阪松竹座、吉本興業、大阪市高速電気軌道、南海電気鉄道、コカ・コーラボトラーズジャパンの民間5社が参画している。道頓堀をはじめ大阪の魅力の発信する事業を官民連携で展開、観光誘客、観光産業の活性化につなげていくことが目的だ。
委員会の第一弾企画として3月21日には、大阪市北区の中之島会館でイベントを開催。「おちょやん」に出演するいしのようこさん、星田英利さんが大阪府下の名所や、道頓堀界隈の名店の魅力についてエピソードを交えて紹介。
いしのさんは「私が女将を務める『福富』のモデルは道頓堀今井です。今井さんのうどんはお店が閉まっていてまだ食べたことがないのですが」と話し会場を笑わせた。
上山会長は「皆さんの笑顔を道頓堀で見せてください」と呼びかけた。
(トラベルニュースat 21年3月25日号)
(前の記事)まちの復活へ狼煙 大阪・道頓堀商店会が魅力発信、JTBらと共同で誘客事業(1)
- 四字熟語で2025年の観光を占う(3) 滞器万勢・枝葉待節(25/01/06)
- 四字熟語で2025年の観光を占う(2) 微人博命・円満久足(25/01/06)
- 四字熟語で2025年の観光を占う(1) 6氏が選んだ“観字”から(25/01/06)
- “脱皮”へ雌伏の年 紙面から選ぶ2024年観光番付(3) 新旧入り混じり旅の創造(24/12/10)
- “脱皮”へ雌伏の年 紙面から選ぶ2024年観光番付(2) 日本固有の文化を世界発信(24/12/10)
- “脱皮”へ雌伏の年 紙面から選ぶ2024年観光番付(1) 正月早々に観光業界“激震”(24/12/10)
- 地方創生に向けた人材育成 日本交通公社、旅行動向シンポジウム開催(2) DMOに求められるのは経営人材(24/11/27)