楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

トラベルニュース・感謝の創刊50周年 観光業界とともに歩む

弊紙「トラベルニュース」が創刊50周年を迎えた。半世紀にわたって観光業界専門紙を発行し続けられたのは、ひとえに読者各位のおかげであり、改めてお礼申しあげます。本来、弊紙の創刊50周年は2020年だったが、コロナ禍の中、紙面で祝賀ムードを出すのはいかがなものかと考え1年先送りにしていたものの…。読者各位とともに今の苦境を乗り越え55年、60年…100年が迎えられるようにやってまいります。引き続きよろしくお願いします。

往時の思い、意気込み新たに

1970年5月に発行した創刊号に「発刊にあたり」が掲載されている。そこには「資本の自由化による波、外資の進出、対国内をみても旅行業者の寡占化、旅行業法の改正、電算革命、他産業の観光業界への進出等情勢は予断を許さないものがある」とし「かかる重大な転換期を前に、観光業界の諸先輩の強い御要望にこたえ、このたび小紙『トラベル・ニュース』を発刊させる事に致しました」とある。

トラベルニュース創刊号

1970年5月の創刊号1面。
50年以上経過した時間の“濃さ”を感じさせる

当時と現在の状況はそれほど変わっていないように思う。旅行業者の寡占化は「OTAの寡占化」、電算革命は「IT革命」に置き換えられ、外資や他産業の観光への進出は現在進行形だ。

この記事を書くにあたって、発刊から数年までの紙面を久々に見た。何の新聞?と思うような見出しが躍り、業界はもとより一般企業からの広告で紙面が埋まっている。内容の善し悪しは別として、観光業界をけん引しようという意気込みを感じさせる紙面だ。

時は国内外から6400万人が来場した日本万国博覧会(大阪万博)が開催されている只中で、国内観光が一気に産業化した時代。先輩記者も勢いがあったのだろう。

それから半世紀。コロナ禍で観光産業は苦境を迎えているが、今も創刊当初の思いと変わりのない紙面づくりを行っていこうと意を強くする。より読者の皆さんの要望に応えることのできる紙面づくりにまい進したい。

大阪万博から55年後の2025年、大阪・関西万博が戻ってくる。そのとき弊紙は創刊55周年。そして、SDGs(持続可能な世界の実現への国際目標)ターゲットイヤーの30年には創刊60周年になる。改めて観光業界とともに歩む新聞社として礎を強固にしたいと思う。読者各位おかれましてはぜひ、ご支援をお願いいたします。

トラベルニュース50年の歩み

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ