観光立国推進の中心に 全旅連・井上新会長に聞く(2) 宿は日本固有の文化
青年部員が活躍できる場を
―歴代で最も若い会長になるんですか?
調べましたら、小原さんが55歳、佐藤さんが53歳、私が54歳です。北原さんと多田さんは60代で会長になっておられます。私が一番若いと思っていたのですが小原さん、佐藤さんも50代で会長に就任されているんです。
小原さんが会長になられたあたりから青年部長経験者が全旅連会長になっていく、という事例ができあがっていったように思います。青年部が諸々の施策の実行部隊として動くようになっていったのも小原さんが会長になって以降だと認識しています。
青年部の任期は2年ですから、これまでを振り返ると小原会長の時の青年部長は松田賢明さん、佐藤体制では永山さん、井上、横山公大さん、山口敦さん、北原体制では桑田雅之さん、多田さんの時代は西村総一郎さん、鈴木治彦さん、星永重さん、塚島英太さんという流れになります。
コロナ禍では、志村けんさんら年配者が亡くなったりしたので、全旅連も親会は東京に集まることができにくくなったわけですが、かといって国への陳情活動は止めることはできないので、当時の鈴木青年部長、星青年部長、塚島副部長らが東京に張りついて活動してくれました。
このコロナ禍の3年間で感じたことは、70歳前後の先輩たちがこの約20年間培ってこられたものを次世代がしっかりと受け継がないといけないということです。
青年部を卒業したら行き場所がない青年部員が活躍できる場を設けていこうと考えています。
(トラベルニュースat 2023年6月10日号)
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