こんな時こそツアーで応援 近畿2府4県の旅行会社有志が石川山代温泉を訪問(2) 発地と着地協働の新交流スタイル
全旅協大阪はツアー実施を決定
山代温泉観光協会の和田守弘会長(たちばな四季亭)は「大田楽は様々な形で旅行会社と連携してきましたが、今回のようなケースは初めてです。5年ぶりの開催になるので、応援ツアーは大田楽復興の狼煙にしたい」と述べ、7月の本番への送客を期待していると話した。
応援ツアーの呼びかけ人であり有志代表の吉村実さん(歓喜旅行サービス、一般社団法人全国旅行業協会近畿地方支部長連絡会議長)は「今回のツアーに『こんな時こそ旅行で応援ツアー』という冠を付けたように、とにかく北陸へ行って少しでもお金を使い応援しようという思いで、近畿の皆さんにお声掛けさせていただいた。多数の参加に心から感謝申しあげたい。大田楽の感動をぜひ送客につなげてほしい」と呼びかけた。
翌日はそれぞれ府県ごとにJR加賀温泉駅前で行われている能登復興市に立ち寄り、能登の産物などを買って帰った。

JR加賀温泉駅前で行われていた能登復興市に立ち寄った
今年の第25回山代大田楽は7月27日、28日の2日間、古総湯周辺特別会場で開催される。時間は20―21時30分。有料観覧席350席(2千円)も用意し、販売手数料も設定している。
全旅協大阪府旅行業協会では、後日開いた理事会において7月28―29日に大田楽観賞ツアーを実施することを決めたという。発地と着地が協働した新しい交流スタイルで実施されるツアーは注目されそうだ。
(トラベルニュースat 2024年5月10日号)
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