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コンラッド大阪 意表をつくマグロ解体ショー

ホテルはロケーションが一番というけれど、水都・大阪の新たなランドマーク、中之島フェスティバルタワー・ウエストの33―40階に2017年開業したラグジュアリーホテル「コンラッド大阪」(164室)は市内のホテルのなかでも最高のロケーションである。朝から夜まで時間の経過とともに様々な表情が楽しめて、ついつい長居してしまう。

そのホテルのレストランで面白い企画を打ち出している。40階にある薪焼きシーフードグリルレストラン「C:GRILL」で6月12日―12月15日まで、ポップアップダイニングバー「マグロ・バー」by C:GRILLをオープン。マグロの解体ショーをメインイベントにマグロ尽くしの創作料理を味わえるレストラン内レストランである。22年、23年に牡蠣料理を楽しむ「オイスター・バー」を開催し、好評だったことから第3弾となったものだ。

マグロは体重約50㌔グラムで、解体技術を身に付けた料理長が手際よく解体する。見る見るうちに大きなマグロが各部位に分けられ、次々に切り分けられていく様は圧巻。「これが中トロです」「こちらが大トロです」と紹介されるたびに見学しているゲストから感嘆の声が上がる。

カウンター席では、今しがた解体したばかりのマグロを使った創作料理を提供する。鮮度のよいマグロの良さをいかし、シンプルでありながら目で見て楽しめるメニューを用意している。

例えば「マグロ・バーシグネチャーロール」は、マグロを厚切りにして、キャビア、イクラ、ウニを乗せ、香り高い有明海焼き青混海苔で巻いて食べるという贅沢な一品。海苔の食感と口の中で広がるとろみと旨味が絶品で、白ワインが欲しくなる。(4500円)

また「本マグロと和牛の串焼き赤味噌ソース」は、本マグロと和牛をセットにした串焼きで、熱した石でマグロの焼き加減を自分好みに調整しながら食べるというもので、赤味噌の香ばしい香りがたまらない。(2200円)

このほか…

(井村日登美=ホテルジャーナリスト)

(トラベルニュースat 2024年8月25日号)

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