楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

「沿線の経済効果」は見えているか

17/09/08

前回は連載中であるDMO(Destination Management Organization)人材の解説ではなく、関西にある某有名鉄道会社の地域振興策と沿線自治体の総合戦略のズレを取り上げたところ、「もっと詳しく解説してほしい!」というリクエストをたくさんいただきました。今回も引き続き某有名鉄道会社が事業戦略として取り組む沿線活性化について考察したいと思います。

実際、ほとんどの鉄道会社は経営理念や経営戦略の中で例外なく沿線地域の活性化について取り組む姿勢を打ち出しています。ただし、企業と沿線地域(=沿線自治体)が目指すべき方向性や経済活性化に対する考え方に違いがあるならば、それは地域全体の総合的な活性化には成りえません。

企業が沿線自治体と歩調を合わせ、独り善がりな地域活性化にならないようするためには、沿線自治体が策定した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を把握することが重要です。今後の沿線地域の総合的な発展のためには、企業が独自で取り組みを進めるだけでなく、これまで以上に地域社会とともに歩む努力が求められています…

(山田桂一郎=まちづくり観光研究所主席研究員)

(トラベルニュースat 2017年8月25日号)

続きをご覧になりたい方は本紙をご購読ください
この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ