楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

若年女性がけん引する国内旅行 高年収で結婚願望のおひとり様

19/07/26

毎年発表されるじゃらん宿泊旅行調査で、今年は近年にない傾向が明らかになりました。それは、20―34歳の国内宿泊旅行実施率の回復です。特に女性については、他年代の低迷を後目に大きく伸ばしました。

10年以上前から私が観察している限り、宿泊旅行実施率は実質賃金指数の低下とともに下降線をたどり、2008年にはそれまで男女ともトップを誇っていた50―79歳の旅行実施率が若年層に抜かれました。意外に思われるかもしれませんが、現在ではシニア層より若年層のほうが国内旅行をしているのです。

賃金の増減に物価上昇率を加味する実質賃金指数は物価が上昇すると低下します。この間、実際の賃金である名目賃金は伸びているので、旅行実施率の低下は円安や消費税増税などによる生活費の上昇によるものと想定できます。

年齢にかかわらず、生活コストが年々増え続ける結果、旅に出る機会が減っていったというわけです。

そう考えると、残念ですが、増税のある今後、当面は国内宿泊旅行実施率の大幅な回復は見込めそうにありません。まだしばらくインバウンドに頼るしかないようです…

(井門隆夫=井門観光研究所代表取締役)

(トラベルニュースat 2019年7月25日号)

続きをご覧になりたい方は本紙をご購読ください
この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
海と生き海を守る三重鳥羽の旅

鳥羽市の基幹産業である漁業、観光業が連携を図り、漁業者と観光事業者が抱える課題を出し合って...

蒙古襲来750年・歴史とロマンを感じる長崎県壱岐・松浦

時は鎌倉、大陸から元が日本へ侵攻した一度目の蒙古襲来(元寇:文永の役)から今年で750年。...

個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ