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【お願い】真面目貧乏を海外業務へ

真面目貧乏。今の大学生をひと言で表すと、こんな感じだと思います。海外では若者が環境保全や資本主義に対してデモをしていたりしますが、意識高過ぎと毛嫌いし、同様に、国会で相手の批判しか聞こえてこない野党は嫌いで、自分たちにお金をまわしてくれそうな与党政権が大好きです。

子どもはそもそも自己本位ですが、コロナでより自己本位が増しています。いずれ大人にはなっていくので心配はしていませんが、コロナで社会経験が大幅に不足し、社会順応が遅れています。特に「旅」に出ていません。さらに来春の卒業生の多くは「海外旅行経験ゼロ」のまま卒業していきます。社会にとってこれはかなり痛手です。

例えば「旅とは何か」という問いに対して「娯楽」「遊び」と書く学生が、海外に行くと「国際交流」「平和」「ビジネス」と視野が広がります。旅行会社は「ネットに置き換わる仕事」から「人々のすべての移動をつかさどる」仕事に変わります。ただ、海外に出ないと前者の答えのまま自分の立場でしか社会を見られずに社会に出ていってしまいます。

最近、旅館に協力してもらい、キャンペーンを併用して学生宿泊料金を設定してもらいました。しかし、いくらなら泊まると答えたと思いますか? 1千円です。常識を知らないのではなく、本当に貧乏なのです。バイトもなくお金を稼げず、飲み会も減り、じっと家でYouTubeを見ています。

そのため、旅に出る唯一の動機付けはYouTubeやインスタの追体験…

(井門隆夫=高崎経済大学地域政策学部観光政策学科教授)

(トラベルニュースat 2021年11月25日号)

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