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「東京オリンピック2020」 選手たちも納得? やはり五輪は傷が多すぎた

とうとう東京五輪のテレビ中継、まともに見ることができなかった。

ニュースでは選手たちの頑張りも、感動的な場面も断片的に入ってくるが、だからといってテレビ中継をリアルタイムで追いかけるなんてことができなかった。

やっぱり、ケチがつきすぎた。当時の安倍さんの「アンダーコントロール」とスーパーマリオが僕のトラウマになってしまったことから始まる、一連の五輪不信は、会場で調達された選手村ボランティア用の弁当類が何十万食もごみにされてしまったことで頂点に達していた。

だから、いったん傷物になってしまったものへの、信頼はなかなか回復できないものだなと、ある意味自分の料簡の狭さを棚に上げて、考え込んでしまう。

どんな画像を見ても、あのバッハなる似非貴族やIOCの面々、物欲しげで哀れっぽいJOCの理事たちの姿がちらついてしまう。それにしても、バッハなる人、最後の日の銀ブラまで、とことん人をいらいらさせることの名人だなと、そちらに感心。

慰めは、終了直後の世論調査で菅首相支持が30%を切ったこと。もしも、これで支持率が自民党の思惑通り跳ねあがったら、もう日本を捨てて、姉のいるドイツに住んでしまおうか、とも考えたくなったことだろう。日本人の観客力、まだ健全だ。

やはり「観客力」を発揮するには、入口で期待感がもてるようにするべきだった。一度の蹉跌があとあとまで尾を引く。そんなものだと思う。

本紙読者の旅館ホテル経営者のみなさんは、これからも新規設備投資の完成やら、創業〇周年記念のイベントなどを打つ機会が少なからずあると思う。当然、記者さんたちや旅行エージェントさんたちをお招きすることになるが…

(松坂健=元跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授)

(トラベルニュースat 2021年8月25日号)

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